いま求められている医療の最高レベルを目指すとともに、明日の医療のあり方 に機能しよう/医療法人あかね会

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地域包括ケアシステム

理事長 土谷晋一郎

地域包括ケアシステムが初めて登場したのは、2005年に公布された改正介護保険法でした。この法律で地域包括ケアシステムとは「高齢者が住み慣れた地域で、安心してその人らしい生活を継続するため、高齢者のニーズや状態の変化に応じて、切れ目なく必要なサービスが提供される体制」と定義されました。この改正で、地域包括支援センターが誕生し、痴呆という用語が認知症に変更されました。2010年公布の改正介護保険法では、「自治体が地域包括ケアシステム推進の義務を担う」と明記され、24時間対応の定期巡回・臨時対応型サービスや複合型サービスが創設されました。

2013年には、「社会保障改革プログラム法」が公布され、「政府は、今後の高齢化の進展に対応して地域包括ケアシステムを構築するため、必要な措置を講ずる。」と明記されました。翌年2014年には、2025年の地域包括ケアシステム構築を目指す「医療介護総合確保推進法」が成立しました。

地域包括ケアシステムは、介護保険が中心ではありますが、診療報酬関係では、2014年度診療報酬改定において、基本方針の中に地域包括ケアシステムという用語が登場し、この改定で地域包括ケア病棟が誕生しました。地域包括ケアシステムは、2014年度診療報酬改定基本方針では、末尾に、将来を見据えた課題として記されているだけでしたが、2016年度診療報酬改定基本方針では、重点課題となりました。

あかね会の理念は、「いま求められている医療の最高レベルを目指すとともに明日の医療のありかたに機能しよう」でございます。地域包括ケアシステムは明日の医療のありかたの一つであると考え、我々は地域包括ケアシステムの中であかね会が果たせる役割に真摯に取り組んでおります。日本国の高齢化の進展があまりに急激なので、やむを得ぬこととは思いますが、地域包括ケアシステムは、2005年に産声をあげたばかりなのに、矢継ぎ早に、法改正および新しい法律に突き動かされて、2025年には、成人どころか働き盛りの一人前の大人にならなければならなくなっています。この地域包括ケアシステムのリーダーは、終身まで患者さんを見守る医師であると言われております。諸先生方が構築される地域包括ケアシステムの中に、土谷総合病院地域包括ケア病棟・老人保健施設シェスタ・在宅事業部等のあかね会施設・事業所をご利用いただけるよう、さらなる質の向上に取り組む所存でございます。