土谷総合病院

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診療科・各部門

Introduction of Department

皮膚科

対象とする領域

皮膚科疾患一般、アレルギー疾患、膠原病、皮膚腫瘍、難治性皮膚潰瘍 etc.

疾患別案内

細菌感染症ウイルス感染症じんましんアトピー性皮膚炎皮膚外科
細菌感染症
とびひ

皮膚表面の細菌感染により生じます。直接または間接的な接触により伝染することがあり、病変部は清潔なガーゼで被覆しておかなければなりません。

せつ(おでき)、よう

毛穴から入った細菌が皮膚深部に炎症をおこして生じます。発熱や強い痛みを伴う場合は切開による排膿が必要です。

丹毒

皮膚から皮下脂肪織に及ぶ広範囲な炎症で、悪寒、発熱で発症します。重症例では入院が必要です。

ウィルス感染症

成人の麻疹、風疹、水ぼうそうなどは、重症化しやすく肺炎、髄膜炎、脳炎などの重大な合併症を起こすことがあります。
水ぼうそうウイルスが原因である帯状疱疹は、疲れているとき、体力が低下しているときなどに発症します。早期に適切な治療が行われないと神経痛などの後遺症が残ることがあります。体の半側に典型的な赤い帯状の小水疱がみられれば容易に診断できますが、発疹はみられず頭痛、胸痛、腰痛などの神経痛のみで発症することもあります。原因不明の痛みで帯状疱疹が疑われる場合、早期の皮膚科受診が望まれます。

じんましん

皮膚の一部が急にかゆくなり、赤くもりあがり1~2時間で消えるのが特徴です。原因は食べ物、薬、慢性感染症、物理的圧迫、寒冷、精神的ストレスなどありますが、よくわからないことの方が多いようです。じんましんが続く場合は、一通りの全身の検査を行い、抗ヒスタミン剤、抗アレルギー剤といった飲み薬で治療します。重症例では、顔が腫れたり、喉が腫れて息苦しくなったりすることもありますので、早期に受診してください。

アトピー性皮膚炎

アトピー性皮膚炎はアトピー素因に様々な環境要因が加わり、慢性の湿疹を繰り返す病気です。そのため、その治療も単一ではなく、万人に有効な治療法がないといっても過言でありません。患者さんそれぞれの体質、皮膚の状態、環境要因などを明確にしていくことから治療が始まります。そのためには十分な問診に加え、必要があれば血液検査、皮膚検査(パッチテスト、光線過敏性試験など)により悪化因子をみつけていきます。同時に、スキンケアを中心とした外用療法により皮膚バリアー能を回復させ、炎症(かゆみ、あかみ、熱感)が強い部位にはステロイド外用剤による治療を行います。

皮膚外科
外傷

早期に適切な治療を行わないと、化膿したり、目立つ傷跡を残す可能性があります。自己療法は禁物です。

やけど

やけどした場合は、まず氷水で30分冷やして受診して下さい。

皮膚腫瘍

粉瘤など皮膚腫瘍の手術を行います。悪性の皮膚ガンが疑われる場合は組織検査も行います。

ウオノメ、タコ

手術を行わずに取り除きます。再発させないための予防が大切です。

いぼ、みずいぼ

いぼはウイルスが原因でおこります。冷凍凝固術などで治療します。

医療設備

紫外線照射装置:UVA、UVB、ナローバンドUVB、CO2レーザー、レーザードップラー

認定など

日本皮膚科学会専門医研修施設に認定されている