土谷総合病院

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診療科・各部門

Introduction of Department

消化器内科

診療内容

消化器疾患全般を対象に診断および治療を行っています。

疾患

■膵臓・胆道疾患

閉塞性黄疸、膵炎、膵癌、胆石症(胆嚢結石、総胆管結石)、胆道炎、胆道癌など

■肝臓疾患

急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、脂肪肝

■消化管疾患

食道炎、食道癌、食道静脈瘤、胃炎、胃潰瘍、胃癌、十二指腸潰瘍、腸閉塞、大腸ポリープ、大腸癌、腸炎、炎症性腸疾患など

内視鏡検査
  • 日本消化器内視鏡学会認定指導施設です
  • 日本消化器内視鏡学会認定の専門医、日本消化器病学会認定の専門医症例数豊富な医師が検査と診察を担当します
  • 胃カメラ、大腸カメラ検査ともに、希望される方には鎮静剤(睡眠薬、鎮痛剤など)を使用します。検査入院も可能です
  • 高性能な内視鏡システム「OLYMPUS社製 EVIS X1」を使用しており、がんなどの早期発見に貢献します
  • 胃カメラ検査では経鼻内視鏡を選択でき、負担の少ない検査が可能です。大腸カメラ検査では直径9.8mmの細い内視鏡を使用します
  • 大腸内視鏡の前処置室は個室となっており、くつろげるスペースと、お一人お一人に専用トイレをご準備しています

■当院で使用している胃カメラ・大腸カメラの例

GIF-1200N, PCF-H290ZL/I, GIF-HQ290, CF-XZ1200I

■大腸内視鏡前処置室

2024年6月に新設された大腸内視鏡前処置室px
治療手技
内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)

ESDが開発されたことにより、従来であれば外科的に胃切除を行われる病変が内視鏡的に切除可能になりました。7日前後の入院が必要ですが、治療後も術前とほぼ同様の生活をおくることができる低侵襲な治療です。以前だと、ESDは一部の先進施設で行われる非常に高度な手技でしたが、内視鏡デバイスの開発や治療手順も確立されてきて、現在では実施可能な施設が増えています。もともとESDは、早期胃がんに対する治療として始まったものですが、現在は食道、大腸と適応が広がっています。

問題点は技術的な難易度がやや高く、穿孔や出血などの手術を必要とする合併症もあること、すべての早期癌が対象となるわけではないことが挙げられます。

メリットは、患者さんの身体的負担が少ない、低侵襲な治療であるということです。腹腔鏡下手術やロボット支援下手術の場合でも、臓器の一部を切除しますが、内視鏡治療は、口あるいは肛門から挿入した内視鏡でがんのみを切除することができます。また、基本的に全身麻酔を要しないため、全身状態が悪く外科的手術を受けるのが難しい方や高齢の方の選択肢になり得ます。

内視鏡的止血術

内視鏡的止血術は、消化管出血(吐血、下血、血便)を止血する治療のことを言います。まず、口あるいは肛門から内視鏡を挿入し、消化管を観察します。出血源が特定されれば止血が可能です。主な出血原因としては、出血性消化性潰瘍(胃潰瘍・十二指腸潰瘍)、食道・胃静脈瘤破裂、憩室出血などがあります。

止血方法は、① 高周波焼灼術:止血鉗子で出血点を焼灼する止血法、② クリップ止血法、③ 内視鏡的結紮法:ゴム製リングを用いた止血法、④ 薬剤散布法:トロンビン散布やピュアスタット塗布を用いた止血法などがあります。いずれも低襲的な治療ですが、出血が激しい場合や出血源が特定しにくい場合には、内視鏡的な治療が困難な場合もあります。その場合には、放射線科や消化器外科と連携し、カテーテルを用いた血管内治療(IVR:Interventional Radiology)や緊急手術を行います。

内視鏡的胃瘻造設術(PEG)

経口摂取困難、嚥下障害に対し行っています。一般的にPEGは20%の偶発症があるとされており、中でも自己抜去による腹膜炎は致命的と言われています。そのため当院では、鮒田式胃壁固定具を併用し、偶発症の予防に努めております。また、NST(nutrition support team)と連携し、効果的で安全な経腸栄養療法を心掛けています。

他の治療手技

内視鏡的ポリペクトミー・粘膜切除術、内視鏡的総胆管結石除去術、内視鏡的乳頭拡張術、切開術、経皮経肝胆道ドレナージ(PTBD)、食道静脈瘤硬化療法・結紮術など