土谷総合病院

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診療科・各部門

Introduction of Department

子宮鏡下手術について

子宮鏡(子宮用の細い内視鏡)を腟から子宮内に挿入し、子宮内腔の画像をモニターに映します。それを見ながら、子宮鏡の先から鋏や電気メスなどの器具を出し、子宮内の病変を切除し取り出します。お腹の傷がなく、体の負担が少ない手術です。

当院では、2022年5月から、モルセレーション式子宮鏡下手術を多く行っています(子宮鏡下手術の治療実績は こちら )。モルセレーション式子宮鏡は、広島で導入している施設は少なく、特に当院で使用している子宮鏡は、術前に子宮口を広げる処置が必要なく、疼痛なく日帰り手術が可能です。

手術用子宮鏡の種類

■硬性鏡

細い鋏を使って病変を切除します。

硬性鏡
■モルセレーション式子宮鏡

病変を吸引し、削り取ります。

硬性鏡
■レゼクトスコープ

細い電気メスを使って病変を切除します。太い子宮鏡なので術前に子宮口を広げる処置が必要です。

硬性鏡

適応疾患

  • 子宮内膜ポリープ
  • 子宮粘膜下筋腫
  • 子宮腔内癒着
  • 子宮内妊娠組織遺残物

手術までの流れ

外来で子宮鏡検査を行い、子宮鏡下手術の適応かどうかを判断します。また使用する子宮鏡の種類を決めます。

手術は、多くは日帰り入院で行います。レゼクトスコープを使用する場合は、子宮口を広げる処置を行うため、2泊3日の入院が必要です。

手術時間は、麻酔等も含めて約1時間ぐらいです。

麻酔は、静脈麻酔や全身麻酔で行います。

術後は、外来で子宮鏡検査を行い、子宮内の状態を確認します。