土谷総合病院

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診療科・各部門

Introduction of Department

看護部

認定看護師の活動

■慢性心不全認定看護師・・・戸部看護主任(病棟)

慢性心不全認定看護師は、全病期の心不全の病態把握と慢性心不全患者さんがその人らしく生活を送れるように生活調整やセルフケア支援を行うことまた、より質の高い医療を推進するために、多職種と協働しチームの一員として役割を果たすことなどの能力が求められています。

私の仕事は心臓血管センター外来と心臓リハビリ室を兼務し、心不全をはじめ心臓病と共に生きる患者さんを生活者としての視点で捉え、患者さんや家族の言葉や思いの一つひとつを大切にその人らしく過ごせることを目標として日々看護を行っています。

自身の看護実践を通して看護職者への役割モデルを示し、院内だけではなく患者さんを支える地域の医療従事者の方々と協働して患者さんにとって質の高い看護の提供を行っていきたいと思います。

■皮膚・排泄ケア認定看護師・・・広島看護主任(外来)

私は、外来で褥瘡やストーマ(人工肛門)のケア、中々治癒しない足などの慢性創傷を専門的に関わっています。院内での褥瘡対策の管理者として、ケアや予防の質向上を目指し、チームメンバーと日々協力して活動しています。

在宅との継続看護ができるようにしていきたいと思っています。

■新生児集中ケア認定看護師・・・山根看護主任(NICU病棟)

私は、新生児の言葉なきサインを読み取り、家族の思いに耳を傾け、根拠に基づいたアセスメントを行い、家族と一緒にケアを考えていきます。また、医師との連携を図り、新生児や家族にとって最良の看護が提供できることを目指しています。

指導の部分では、他のスタッフに対し役割モデルとして新生児の基礎知識、サインを読み取る力、家族との関わり方、看護介入や技術等スタッフと一緒に考え、サポートしていきます。臨床の様々な状況において他のスタッフが困っていることの相談を受けることで自信を持って新生児や家族と関わっていけるよう支援しています。

■摂食嚥下障害看護認定看護師・・・河村看護師長/竹内看護主任(病棟)

私は、NST委員会のリンクナースとして多くの患者様の栄養管理について考えてきました。その中で、ある患者様ご家族の「肺炎になるから食べてはいけないと言われても、人間らしくあってほしい」という思いにふれ、看護師として患者様やご家族の思いに応えていたのかと考えました。「食べたい思い」に応える為には自己の知識や技術を高める必要があるとおもい、認定看護師の資格を取得しました。

現在は病棟勤務をしながら、NST介入となった患者様の嚥下機能評価やリハビリ計画をたて、患者様の「食べたい思い」に応え「食べる力」の向上に努めています。NSTラウンドは毎週火曜日に医師・看護師・栄養士等のコメディカルとミーティングを行い、その後にラウンドを行っています。嚥下機能評価が必要であれば嚥下内視鏡検査を行い、嚥下訓練の内容を検討しています。病棟勤務もあり時間は限られていますが、認定看護師としてたくさんの患者様の「食べる力」「食べたい思い」に寄り添い、少しでも笑顔で口から食事が取れるように関わりたいと考え活動しています。

■認知症看護認定看護師・・・長光看護主任

認知症を持つ方は、身体疾患や入院による環境の変化から、不安や混乱を生じやすい状態にあります。また、症状の進行に伴いその人本来の姿や持っている方が隠されてしまいます。

療養生活において、認知症の方の尊厳が守られる為、認知症・認知症を持つ方を正しく理解しその人らしさを支えるケアが必要です。

私自身、日々学ぶ姿勢を忘れず、実践や看護スタッフへの指導・相談を行い、多職種の方々とも協働していきたいと思います。

認知症を持つ方やそのご家族、日々認知症ケアに携わるスタッフみんなの笑顔につながるような認知症ケアの普及・啓発に努めていきます。

■感染管理認定看護師・・・高山看護師長(感染専従)

感染管理専従看護師としての活動は、患者様やそのご家族など来院者のすべての皆様、病院で働く医療従事者を病院感染から守るために、感染予防に対して組織的な取り組みを行うことだと考えています。私自身、「感染しない・させない・拡げない」というキャッチフレーズを信念にして、これからの活動に励んでいきたいと考えています。

感染分野では、ICU(感染制御チーム)やAST(抗菌薬適正使用チーム)といったチーム活動を行っています。どの分野においても、「個の力」だけでは限界があります。だからこそ職種を超えて組織横断的に一丸となり、病院や地域医療に貢献していけるよう日々尽力していきたいと思います。